10月にメキシコに行って参りました。
その目的の2つ目は(1つ目の目的はこちら)
日本文化・伝統を私なりに伝える事。
一つは生まれ育った「和菓子屋」を通じて私が伝えられる事。
メキシコの人には馴染みのない餡子(豆+砂糖)を使って、
細工の綺麗な和菓子を体験してもらいました。
まずは餡子の説明をして私が作って見せると興味津々、
見よう見まねで真剣に楽しく作る彼ら。
その後は作った和菓子をお抹茶と一緒に頂きました。
「形がなくなるからこそ儚く美しい」という
わびさびも感じてもらえたかな^^
写真はほんの一部です。
総勢60名参加してくれました!!(嬉泣)
もう一つは、ご縁があり2015年にご来店いただいた「三浦春馬」さんの残した
素晴らしい著書【日本製】を持っていく事で
海外に住んでいる日本人に読んでもらい、自国の伝統や文化、素晴らしさを知ってほしい。という事でした。
実際、
彼の事を知らない人は1人もいない、という事に驚きました。
(私が海外にいた時には、日本の芸能事情に相当疎かった為)
皆さんは彼が天明堂に来られたという事に驚いていましたが(ですよね^^;)
自身の故郷のページを真剣に読み入りながら、それぞれに想いを馳せていました。
本はカンクンの日本食レストラン
【hiroya ramen】さんに置いてあります。(食事も美味しい!)
メキシコに行かれた際は是非立ち寄ってみてください^^
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さて、内輪事にはなりますが、
有難く嬉しいことがありましたので皆さんとシェアさせてください。
先日、厚生労働省が選出する
「2022年 ※現代の名工」
に天明堂7代目・現会長「北川和喜」が表彰されました(熊本からは2名)。
※(1)きわめてすぐれた技能を有する者
(2)現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者
(3)技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者
(4)他の技能者の模範と認められる者
上記すべての要件を満たす者 ~厚生労働省HPより~
調べてみると凄い事に表彰されたのだと改めて感じます。
長年お菓子を通じて
沢山の方や地域に関わって来た事が
このような形で評価されることはとても嬉しい事です。
が、本人はその役割を
「これからも食べて皆がホッと出来るお菓子を作り続ける事」
と、言っています。
そう、
職人ってどんなに「卓越した技術者」と言われても
お客様からの「おいしい」に勝る喜びはないのですね。
これからも天明堂は会長を始め、職人たちが心を込めて
皆様に喜んでいただけるようなお菓子作りに努めて参ります。
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2年前、偶然にも上映初日に滑り込み、心が震え体が熱くなった彼の言葉に
感動が蘇ります。
今年も五代氏(三浦春馬氏)の心意気で初心に戻り、
師走を悔いなく駆け抜けたいと思います。
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